効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

御嶽山の噴火

いや驚いた。誰でもすぐ頂上近くまで登れる山だと認識していた御嶽山が噴火したとは。ネットで調べたウイキペディアによると、日本では富士山に次いで2番目に高い火山だという。剣ヶ峰を主峰にして、摩利支天山(2,959.2 m) 、継子岳(2,858.9 m) 、継母岳(2,867 m) などの外輪山があり、南北約3.5 kmの山頂部による台形の山容であると記述されている。従来、最後のマグマ噴火は約2万年前で以降は水蒸気爆発と考えられていたが、2006年(平成18年)に行われた岐阜県の調査および2008年(平成20年)に行われた国土交通省多治見砂防国道事務所や産業技術総合研究所の調査によれば、約5200年前の火砕流を伴う噴火を含め、2万年間に4回(約1万年前以降、約1万年前、約9000年前、約5200年前、約5000年前)のマグマ噴火を起こしている。1979年以降は断続的(1991年、2007年)に小規模な噴気活動が続いているということだが、今回のものもこれに類するものだろう。だが、この噴火の兆候はまったく把握されていなかったのだろう。沢山の登山者が居て、噴火した灰に埋まった人もいるようだ。心配なのは、日本列島全体の底にあるマグマが、上ってきて、あちこちの火山が活動を高めるのではないかということだ。そして、それは、火山の近くにある原子力発電所の安全な稼動の判断にも微妙なという以上の影響を与えるだろう。今回の噴火は蒸気の噴出のようで、マグマが流出したのではなさそうだが、活動は続いているからあるいは火砕流などが起きるかもしれない。人間にコントロールできない地球の存在を改めて感じた。