効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

火力発電についてのミスリード

原発に代わる頼みの綱となる火力は不安定な稼働が弱点だ。関電が節電強化を求める期間に入った7月2日、配管から蒸気が漏れたため兵庫県姫路市の姫路火力第2発電所4号機の運転を止めた。4号機は6月下旬にもクラゲの大量発生で発電に使う海水を取り込めず、出力が急低下した。解決策はないという。日本の石炭火力発電所は昨年12月時点で69基あり、今後20〜30年間で多くが更新期を迎える。石炭火力の寿命の目安といわれる「運用から40年を超える施設」は20年時点で21基もある。一方で同時期までに新しくできる火力施設の計画は3基にとどまる。原発を併用しないと、電力供給にはたちまち不安が広がる。」と今日の日経朝刊の一面が書いている。これは原発保持に向けた世論誘導であるように感じる。原発も蒸気漏れは起きる。クラゲの発生は原発にも同様に起こって火力発電特有のものではない。これから多くなる天然ガス火力なら建設期間が短いし、老朽化した火力に代わる設備を建設することは原発の建設ほど時間はかからないし、立地の制約も少ない。原発が老朽化したら、そこへ新たな原発を立てることはまずできないが、火力ならば同じ場所に建設できる。コストとか燃料供給の確保の問題はありうるが、天然ガス火力で原発を補うことはできる。この記事は読者を意図的にミスリードするものだ。
今日は夕刻に元居た会社の同期が集まる七夕会だった。2日前にお通夜だった同期のエンジニアがこの幹事をしていたのだ。出席者19名。殆どが何か健康上の問題を抱えているものの、それぞれに趣味や地域活動などに活躍している。来年もこれに参加できるか、必ずしも自信はない。