効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

今年の初出勤

今日からどこの会社もオフィスを開く。顧問をしている会社で年頭のセレモニーがあるので、それに間に合うためいつもより1時間早く家を出た。通常出勤する時間帯ではせいぜい10分間隔に出発するバスが、7時の時間帯は5分おきに走っている。バスの出発地であるこの住宅地から出勤する人の数が多いことを物語っている。
電車はほぼ満員。1時間遅いと座れることもまれにあるくらいの混雑度なので、久しぶりに押し合いながら動揺に身をゆだねる感じを味わった。これだけの人がもし自動車で出勤するとすれば、いくら広い道路があっても大きな渋滞をして動きがとれなくなるだろうなと改めて思った。カリフォルニアは電車通勤ができるところが限られているので、毎朝渋滞の中を自動車で通勤している人が大部分だろう。10年ほど前にサンフランシスコのNPOの事務所で2ヶ月ほど研修を受けたことがあるが、その時は郊外から地下鉄で通っていた。人口密度が低いということもあるだろうが、今日みたいな混雑に会ったことはなかったのは、自動車で通勤する人が多いからだろう。ひどい渋滞があっても電車の新路線を造ろうという計画がでてこないのはなぜだろうか。カリフォルニアは環境対応で非常に先進的でありながら、高速鉄道の設置計画が具体的になったとは聞かない。道路がまだ機能しているからだろうか。
関西では奈良から神戸まで直通できるように間もなくなる。近鉄阪神電車が相互乗り入れするための新線建設が終わり、いまは習熟運転をしていると報じられている。これで奈良へアクセスしやすくなって、来訪する人が増えればよいのだが、逆に奈良を観光で訪れても泊まらずに神戸へ素通りする人が増えると逆効果にもなる。神戸から、あるいは京都からのアクセスの良さをJRが全国的にPRしてくれると良いのだが、JR奈良駅があるだけに、なかなか難しいだろう。関東の人に近鉄が京都から奈良を短時間で接続していることをもっと知って貰いたい。
こんなことをラッシュの混雑の中で考えていた。