効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■羽田空港、自家消費型太陽光を導入

空港に太陽光発電を導入することがニュースになるのが不思議。全国の空港がマイクログリッド化するというのならまだ話は分かるが、新しい事への取り組みが遅い。

いつの頃だったか、東京駅の改札口に圧電素子を取り付けて、旅行客の歩きを電力に代えるという試みがあったが、その結果はどうだったのだろうか。圧電素子自体の品質にも左右されるが、これを空港全体の通路に設置するとどれ位の発電ができるか計算してみるようなこともやって欲しい。

空港の通路は長いためにベルトで動く通路が多い。この上に乗っている人の殆どがベルトの上を歩いているから、ベルトで発電させることはできないだろうか。通路のLED照明に使う電力くらいは発電出来るような気がする。空港全体で人が動くパターンは大体決まっているから、それに合わせた素子のとりつけも出来るだろう。

変なことばかり考えているのだが、意外なところに回収できるエネルギーがあるように思える。下らないアイデアかも知れないし、既に検討されているかも知れない。そのような報道をしてほしいものだ。

 

 

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■太陽光パネルを路面に敷設

道路舗装大手が路面に太陽光パネルを敷き詰めて発電する事業に乗り出しているとのことだ。道路で発電できれば将来は電気自動車(EV)や街灯などの電力を賄うことができるし、太陽光パネルの設置場所不足の解消にもつながる。普及には設置コストや耐久性などの課題解消が欠かせないが、壁にも取り付けられる新しい太陽光発電パネルが開発される中で、商品価値のあるシステムとして普及するだろうか。

東亜道路工業仏道路建設大手コラスと技術開発で協力する。同社の太陽光発電舗装システムは、縦0.69メートル、横1.25メートル、厚さ6ミリのパネルが舗装面に貼り付けられる。車道と歩道で使える。コラスはカナダやアラブ首長国連邦UAE)など世界約10カ国・地域で導入実績を持つ。フランスでは2019年に商用化して自転車道や駐車場など約30カ所に設け、街灯やスーパーなどに電力を供給している。

東亜道路は日本でもこうしたシステムの導入を狙う。一部の自治体とは協議に入っており、23年から駐車場や公園、遊歩道への設置の本格化をめざす。コラスとは高温多湿な環境でも路面に太陽光パネルを接着できる材料などを共同開発する。

発電した電力は地下に置いた蓄電池を通じ、街灯や信号機、EV充電器などに供給する。22年度に実用化する予定で、近隣施設への電力供給も検討する。大林組子会社の大林道路(東京・千代田)も路面に埋め込むパネル製造に取り組む。表面を覆う強化ガラスに文字やQRコードを表示でき、道案内やイルミネーションのほか、周辺機器への給電装置としての使用を想定している。

イデアとしては面白いが、海外に実績があるとしても、国内で道路に舗装するパネルを設置することに意味があるだろうか。光の透過量を維持するだけでも大変なコストがかかるだろう。

 

 

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■森林の高齢化

ほぼ自分が予想していた内容の報道があった。

全国の人工林の過半が50歳を超え、高齢化が目立ってきたというものだ。国内の林業は安価な輸入木材に押されて産業競争力が低下し、伐採や再造林が進まない負の連鎖に陥っている。手入れされていない放置林は台風などの災害に弱く、二酸化炭素(CO2)の吸収源としても認められない。森林の荒廃に歯止めをかけなければ、地域の安全確保や脱炭素の壁となる恐れがある。

人工林の多くは第2次世界大戦後、国土復興のために植えられた。近年は整備が行き届かず、一部は荒廃するに任せたままになっている。国土復興と言うよりも、就労の機会を増やす為もあったのだと思う。

政府は4月、30年度に温暖化ガスを13年度比で46%削減する目標を表明した。森林によるCO2吸収量は目標の5%分にあたる年約3800万トンと想定する。今のペースで森林が老いていくと吸収源の役割を果たせなくなり、脱炭素の足かせになりかねない。

材木の需要を賄うのは海外からの輸入。その海外で植林が行われているかといえば、平地の森林が多いことから、農地に変わることが多いとされる。炭酸ガスの吸収力は世界的に低下傾向にある。吸収力の一つである海も、気温の上昇で吸収力が落ちている。今後大気の炭酸ガス含有量を減らすには、人工的に吸収するしかないのではないか。そのシステムも再エネで駆動するものでなければ意味がない。

世界的な植林協力に向けた組織が必要となるだろう。

 

 

 

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■CASAセミナー

今日午後2時から、気候変動防止に取り組む環境NGOである地球環境市民会議(CASA)が開催したZoomセミナーに参加した。ゲストスピーカーは安田 陽 京大経済学部特任教授。テーマが、「電力の自由化と再エネの普及拡大」だったので、日頃Facebookなどで厳しい指摘をしている同教授がどのような話をされるかに興味があって、申し込んだのだった。

電力市場の自由化については、欧州と日本を対比させた話だったが、電力市場というものがどういう性格のものかを十分理解していないこともあって、楽しめたが分かりにくかったというのが実情という、情けないセミナー参加となった。

自分がロンドンに居た1989年頃に、英国の電力、ガス市場の自由化が始まったのだが、その自由化は、電力の場合、国有だった発電所を全て民間に売るというものだった。だが日本では旧大手電力事業が保有する発電所は全て法的分離というかたちで、旧電力事業の育ててきたシステムをそのまま一つの発電事業者に引き継いだ形の自由化となったと理解している。法的分離とはいえ、発電、送配電、小売の事業者の資本関係はそのまま引き継がれている。そのような事業に、新しく生まれた新エネルギー事業者がまともに対抗できる分野は限られてしまう。

新しく生まれた容量市場については、少しの知識しかなかったために、セミナーの内容や質疑応答についていけなかった。

自分の理解はともあれ、自由化された電力市場で、安定した電力供給を行わなければならない。風力・太陽光発電といった出力変動の予測がし難い再エネ電源を、どのようにすれば包括的、安定的に導入するかを、今日のセミナーを参考にして勉強し直すことが必要だと感じさせられた。

 

 

 

 

 

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■グリーン冷媒

2~3年前、古くなったエアコンを取り換えて貰った。取り替え作業を見ていたのだが、古いエアコンの冷媒をどのように処理していたのかよく分からなかった。今年の夏、その取り換えたエアコンが冷えなくなった。故障修理の人がしたのは、圧力ボンベに入っていた冷媒を押し込んだのだろうと思う。どの過程でも、冷媒がリークするのを防止する様子は見られなかった。冷媒の持つ地球温暖化効果は炭酸ガスより遙かに大きいと聞いていたので、気にはなっていた。

昨日の報道によると、地球温暖化への影響が小さい、空調機器用の「グリーン冷媒」の開発が進んでいるようだ。ダイキン工業は温暖化への影響を従来の70分の1以下に抑えるめどを付けたとのこと。世界で2020年代末から始まる新規制に対応しており、30年ごろまでの実用化を目指す。世界の空調機器は50年までに21年比で約3倍に増えるとの推計もあり、グリーン冷媒は温暖化対策の要となる。

グリーン冷媒が求められる背景には新たな規制がある。19年に発効したモントリオール議定書キガリ改正によって、温暖化への影響の大きい代替フロンが規制対象になった。日本などの先進国では、生産量や消費量を24年に11~13年比で40%、29年に同70%減らさなければならない。

しかし、漏洩すれば温暖化効果は大きいのだから、生産工程、取り付け工程、修理工程で、漏洩しないようにする技術も開発し、普及させて欲しい。空調需要は今後も増加するのだから、漏洩させないで処理することが重要となる。

 

 

 

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■Zoomミーティング

今日の午後1.5時間ほど、昔働いていた会社の同期がZoom会合を開いた。昭和36年入社ということから36会。毎年七夕の日に会合を開いていたのだが、新コロナ感染拡大のため会合することを中止してZoomでのオンライン会合を開いたのだが、自分がZoomでの会合を提案したことから、ホスト役を務めている。頻繁にZoomを使うことはなく、また、自分が最初の設定をするのも不慣れなところがあり、参加希望の人もアクセス出来なかったケースもあったため、自分のZoom操作の成熟度を高める必要があると反省している。今回、これで最終にすることも尋ねて見たが、実会合が開けるようになるまで、継続することに決まった。次回も自分がホスト役をすることになったので、手続き操作を忘れないように、と思っている。

これとは別のことだが、最近オンライン・セミナーが大幅に増えている。国内のものであれば、何とか対応することはできるが、欧米の事業者が開催するものへの参加は時差があるために難しい。参加したいと思っても、日本では真夜中になるものが殆どなので、諦めざるを得ないことが多い。

オンライン・セミナーが当たり前になると、集まった人達の雰囲気のようなものが分かりにくい。セミナーの個々の発表への反応が感じられなければ、自分の関心も平準化して、内容の咀嚼への熱意も下がってしまう。高い交通費を払って東京まで出かけなくてはならないのは煩わしかったが、矢張り人が集まっての会合には大きな意味があったのだと感じている。

 

 

 

 

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■ノーベル物理学賞

スウェーデン王立科学アカデミーは昨日5日、2021年のノーベル物理学賞を日本出身で米国籍の真鍋淑郎・米プリンストン大学上席研究員(90)らに授与すると発表した。物理法則をもとに、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が気候に与える影響を明らかにした。温暖化の原因を科学的に示した真鍋氏らの研究は、現在の脱炭素をめぐる議論の発端となった。人間活動が気候に与える影響の分析手法を生み出した独マックス・プランク気象学研究所のクラウス・ハッセルマン氏と、気候などの複雑な物理現象に法則性を見いだしたイタリアのローマ・サピエンツァ大学のジョルジョ・パリージ氏と共同で受賞する。

物理学賞の受賞は15年の梶田隆章東京大学卓越教授に続き12人目となった。気候研究の分野でノーベル物理学賞が授与されるのは今回が初めて。素晴らしい業績を出したことに異論はないが、真鍋氏の国籍が日本ではなくアメリカだという所にちょっと引っかかるものを感じている。もし真鍋氏が日系二世のアメリカ子国籍保持者だとしたらどのような報道がされただろうか。

ニューヨークタイムスを読んでみると、3人の受賞者を同じような比重で研究内容などを紹介している。

日本民族の存在が、このような報道になるのだろうと思った。

 

 

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